日本では、精油(アロマオイル、アロマエッセンス)に対する認識はまだ低く、芳香剤などの雑貨として扱われますが、精油はフランスでは医薬品です。(※日本では医薬品でも医薬部外品でもありません。)
精油は薬理作用の高い植物の香りを集めたものなので、様々な効能があります。
代表的なものは、殺菌消毒作用、体液循環促進、リラックス作用、催淫作用などです。
ホルモンバランスを整えるようなものも多くあります。
植物のエキスが凝縮されているため、原液を塗布するのは控え、キャリアオイルで希釈して使用します。
キャリアオイルとは、精油を体の中に「運ぶ」意味からそう呼ばれる、主に植物性のオイルです。
精油は鼻腔からだけではなく、肌からも体内に取り込まれ、血液に入りさまざまな有効成分を運び、排出されます。
心身の状態に適した精油をブレンドすることで、身体だけでなく、精神的作用も期待できます。
例えば、セロトニンの分泌を促すカモミールローマンなどの精油をブレンドすれば、不眠の改善などにも効果が期待できます。
エンケファリンの分泌を促すグレープフルーツなどの精油をブレンドすれば、落ち込んだ気分を回復させる効果が期待できます。
「精油でストレスコントロール」の記事に、さらに詳しく精油について記載しておりますので、ぜひご覧ください。
精油の良い香りと薬効成分は、心身の不調に働きかけ、暮らしを心地良くしてくれます。